Gris vert
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何処へ行く
- 2012/09/03 (Mon)
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前回8/25のティキラビ小話の続きになります。
前半とか言いましたが。後半で終わりませんでした。
大人しくその1その2すれば良かった。
と言うわけでその2です。
いつもタイトルすらなくてすみません。思い付かなi……。
多分その3、長くてもその4で必ず終わります。進み具合からして5にはならない……多分。
スマサニは理想が高過ぎてかけないけど、ティキラビは方向性が定まらなすぎて何処へ行きたいのかわかりませんすみません。
理想のティキラビって?て考えたときに明確なイメージがわかないってどうなの……?
それでは追記に。
ラビが、弱いです。メンタルが。もっとしっかりしてくれ←
「……あのー?」
前を行く少年は何も言わずティキを振り返ることも無く速足で進んで行く。
その様子にどうしたらいいか解らず頭をボリボリ掻きながら息を吐く。
「用無いなら戻って良いっすかねー?仲間置いてきてるんで。」
すると前方の少年の体がぐらりと傾きながらすぐ横の路地裏へ消えた。
何だってんだ。と後を追い路地裏を覗くと少年は口元を押さえ蹲っていた。
「は!?何、具合悪いのか!?」
慌てて駆け寄り顔を覗き込み額に手をやると熱は無く寧ろひんやりしているが汗を滲ませている。
「っご、め…」
「いいから、吐くなら吐いちまえ!」
汚れないようにとマフラーとコートを脱がして背中をさすってやる。
暫くして落ち着いてきたのを確認して待ってろよ、と水を貰いに表通りに向かう。
近くの民家から水を分けてもらい戻ると、少年はぐったりと地面に転がっていた。
「…生きてっか?」
声を掛ければうっすらと目を開けたので抱え起こし水を口元に運んでやる。
少し水を口に含み、ゆすいで吐き出のをを数回繰り返してから残りの水を飲み込んだ。
先程より幾分か良くなった顔色に此方が安心して一息着くと、乱暴に眼鏡を奪われガッと前髪を捕まれた。
「ちょ、何す…」
「こんなとこで何してんさティキ。」
「…………何でわかったの?」
「何が?」
何時もの正装に近い格好と、まるで浮浪者のように汚れた格好をした今の自分をどうしたら同一人物だと思えるのか甚だ疑問だが、この少年は自分をティキ・ミックだと疑わなかったらしい。
(肌の色だって違うんですけどね…。)
「はー……じじいに見られてたら大目玉さ。」
「そう言えばあのじいさん、居なかったね。どうしたの?いっつも一緒だったじゃん。」
「…ちょい仕事中のアクシデントで、はぐれたんさ。」
何でも無いよう装ったのだろうが、声に緊張が含まれている。
「何、アブナイ仕事?連れっぽい人も随分な怪我だったけど。」
「最近始めた副業が、ちょっとね。」
濁すということはそれ以上は聞くな、って事らしい。
今までもお互いの仕事や素性については特に干渉してこなかった。
「…で、お前は大丈夫なわけ?変なもんでも食った?」
「ちょい食欲無くて…無理矢理食ったら吐いた。」
「何だそれ。どっか身体壊してんじゃねーの?」
何だか病弱なお嬢様のような理由に呆れる。ティキなんか金銭的な意味で食べられない時こそあれ、熱を出そうがまともに食事が取れない日が続いた後だろうが目の前に食べ物が出されれば食べれるだけ食べ尽くすだろう。
「いや、原因は解ってるんさ。慣れるしかない。」
「ふぅん?」
不意に立ち上がると、ちょっと付き合って欲しいトコあんだけど。とティキを見下ろしながら言う。
多分本人は気付いてないのだろうが。
見上げた顔が泣きそうな表情をしていたので、置いてきた仲間達には心の中で謝りながら目の前の少年に笑いかけ、良いよ。と返事をした。
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ぶ、文章力が全く成長する気配がなくてすみません。
直したいところはあるのに、どうしたら直せるのかがわかりません。
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