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Gris vert

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青春短し

乙女でもなけりゃ恋してるわけでもありませんが。

お久しぶりのDグレ小話です。
残念ながら前回の続きではありません。すみません前回を探さないでください。
記憶からそっと消し去ってください。

いつか最初から書き直して完成したら上げる。全くの別物になる予感しかしねぇ。

今回は現代パロでティキぽんとラビ君←アレンさんな様子?
いつもの如く。とくにヤマもなけりゃオチもないです残念。

単に仲が良いだけですが、苦手な気配がする方はご注意くださいませ。

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抱えているクッションを抱き直して浮かんだ疑問を投げ掛ける。

「ラビとティキ先輩って付き合ってるんですか?」

つい今しがたまで目の前で漫画を読みながらはしゃいでいた二人が同時にこちらを振り返った。


「…何を言い出すんだアレン。熱でもあるんさ?」

二つ年上の幼馴染みは思い切り顔をしかめて僕のおでこに暖かい手を当ててはみるが、オレ体温たけーからわかんねーなとカラカラ笑う。

「何だ少年。ラビ取られて焼きもちか。」

こちらのいけ好かない男はラビの友人の大学生(年齢不詳)だそう。
幼馴染みの僕が何故か知らないのだけど、彼らも長い付き合いのようで。
今だってティキが後ろからラビを抱き込む形で一緒に漫画を読んでいた。
此処はラビのお気に入りの貸本屋さんの倉庫。
もちろん関係者以外立ち入り禁止。だけどしょっちゅう入り浸っているラビは特別らしい。
で、この男ティキの下宿先件バイト先でもあるそうだ。
何度かラビと訪れた事があるがティキを見掛けたことはない、と思う…。


「…抱きつく必要がどこに?」

「や、ラビ見るとつい。」

「昔は抵抗したけどなー。だんだん慣れてきて、人肌気持ちいーし。」

「じゃあラビ、僕にしときません?」

「よし!来いアレン!!」

と、ラビが腕を広げるのでお言葉に甘えて抱えたクッションも一緒にラビの腕の中に収まってみる、ラビはティキの腕の中。
なんだこれ。

「ど?気持ちいいっしょ?」

「…あー、ラビが暖かいんだ。」

「そーそー頭の色も暖かそうだしなー。」

「何、オレ湯タンポ代わりだったの!?」


えー…と声をあげながらかくん、とラビは僕の肩に頭を乗せ項垂れる。

「でもティキ年中引っ付いてくんじゃんー。」

年中引っ付いてんですかこの人。

「まぁーラビだしなー。」

「どーゆー意味さー。」

顔を上げたラビはその反動でティキの胸に頭を預けたようだ。
こちらに掛かっていた体重が無くなりちょっと引っ張られる感じ。

こういうやり取りから彼らの親密さが伺えるのだけど、だからいったいどんな関係なんですか。仲良すぎでしょ。


「お前だって少年しっかり抱きかかえてんじゃんよ。」

「だって抱き心地良いー。」

「と、言うことですよ。」

「要するに抱き枕か何かですか。」

「クッションとか抱えてると安心するよなー。」

「結局オレは何かの代わりなんか。」


そのときガチャンと部屋のドアが開いて女の子が入ってきた。

「……ソレどーゆー状況なのぉ?」

見覚えがある。学校で同じ学年のロードだ。ラビとも幼い頃から仲が良いらしい。そして、

「あー!アレンだー!!」

僕を見付けるなり駆けてきてラビもろとも抱き締めた。
何故か僕はロードに気に入られている。

「な、なんでロードが……?」

「此処のオーナーの親戚なんだよな。よく遊びに来んの。」

「ちょ。ロード、ギブ。絞まってるさ!」

ティキがトントンとロードの背中を叩いて漸く解放された。

「で、何やってたのぉ?」

「暖を取ってた?」

「……まぁ、暖房使えないもんねぇココ。」

差して気にすることもなく、ティキに向き直って用件を告げた。

「んで、千年公が呼んでるよティッキー。」

うげ、と呻き声をあげて僕のお腹まで手を伸ばしてぎゅーっと抱き締めてきた。苦しいんですけど。

「やだー!たすけてラビー少年ー」

「店番サボるからさ。」

「仕事中だったんですかアナタ。」

「だって本片付けに来たらラビが居たんだもん~」

「だもん~じゃねーし。」

「千年公待たせるとまた仕入れに飛ばされるんじゃん?」

「絶対無理!この前の漸く見付けて帰って来られたばかりなのに!!」

がばっと立ち上がり駆け足で部屋を出ていった。
ティキという支えを無くした僕らはゴロンと床に転がった。
ラビは慌てるティキを見てケラケラ笑っている。

「そんな事ばっかしてるから大学出られないんさ。」

「学ばないよね~ティッキーも。」

ロードは、ティッキーをからかってこよーっとそれはもう楽しそうに彼のあとを追って部屋を出た。

起き上がって伸びをしながら腹へったなーとラビが言うので急激にお腹がすいてきた。


「アレン、何か食べ行かね?」

「行きます!!お腹すきました!」


引っ張り出した本を片付けて部屋を出る。
カウンターで突っ伏しているティキを冷やかすと裏切り者ーとか何とか言ってたけど自業自得だろ。
玄関先でロードがまたねーと見送ってくれた。

「…で、あの人はいつからの知り合いなんです?」

「ティキ?ティキはロードの兄貴さ。オレじいちゃんと二人じゃん。ちっさい頃はロードとまとめてアイツに面倒見て貰ってたんだよね。」

ラビのおじいさんは骨董品かなんかを集めるために世界を旅して回っていて、殆んど家にいないのだ。



何て事だ…。



******************

あれ、現パロ初めて……?
いつも妄想してるからわからん。
相変わらず目も当てられない文章力ですが。まあ、普段の日記からして日本語怪しいですものね。


とりあえず私はティキとラビとロード好きなんだな……。
ティキは、なんか…すごく癪なんですが(何で)
でも何だかんだティキばっかり出てくるから好きなんだよ…ね?(聞くな)

アレンはラビになついててちょこちょこ構ってもらいに来てると良い。

此処まで読んでくださった方ありがとうございます。
あ、あの…乱文お疲れ様でした←
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趣味:
落描き。妄想。スマイルが異常に好きだ。

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